龍が如く極2の感想

 

 

 

〈はじめに〉

前回、龍が如く極の感想を書いたわけだが、今回は物語の序盤の記憶が薄れないうちにブログを書くことにした。発売されてから時間は経っているが、今回もネタバレをしているので、まだ未プレイの方は読まないでください。

※記憶が薄れないうちに書きたかったが無理だった。なので、時系列が正しくないのでご了承お願いします。

 

〈バトル〉

先に言わせてほしいことがある。4つのバトルスタイルどこいった? 極2になってから4つのスタイルが廃止されていた。動きとしては、チンピラと堂島の龍スタイルの中間といったところか。とにかくバトルは前作と比べて格段にやり易くなったと感じられる。素手でのバトルの他に、ショートカットキーによって3つの武器の使用が簡単にできるようになったため、極の頃よりもバトルの操作性は本当に良くなった。ただし、ここでも拾った拳銃の撃ち方が分からず、敵に投げつける原始的な戦い方をしてしまう。

 

 

〈序盤〉

冒頭は寺島進が登場する。実際には寺島進をモデルにしたキャラクターだが、まんま寺島進なので〈序盤〉の項目では寺島進と呼ぶ。ここだと、過去の話から物語が進むらしい。何やらヤバいところに潜入をしているらしい寺島進が、殺人の現場を目撃する。殺された男は韓国語と日本語の両方を話していたので、この項目を書いている現在は国籍が分からない。殺された男は死ぬ間際、寺島進に「子供を助けてくれ」的なことを言っていたため、寺島進は火の海の中で子供を探す。そして、とある一室に1人の女性と赤子がいた。女性は寺島進を敵とみなしており、逃げ出そうとする。思い返すと、もしかしたら後述する女刑事は、この時の赤子なのかもしれないと、ジャッジアイズでモグラの正体は星野くんではないかと予想した私は考えている。(6章終了時の感想)

ただし、それからのことは描かれず、場面は転換する。何かもう色々と記憶が薄れてしまって、記憶が既に定かではないが、現在の時間軸に移動し、本作の主人公である桐生一馬が出てくる。登場するのは当たり前だが、彼は前作のラストで東城会4代目会長の就任と同時に退任をしていた。つまり、彼はもうヤクザではなく、カタギとなっていたのだ。それから1年の月日が経ち、カタギとなった桐生は過去に愛した女、由美の忘れ形見である遥を育てていた。ゲームはその由美と、桐生の親友だった錦山、桐生の親代わりで死ぬ間際に桐生の実の親を殺したと告白した風間組組長の風間さんの墓参りに行くところから始まる。墓参りに行く前に、きちんと前作のあらすじを任意で確認させてくれるので優しい仕様である。墓参りから桐生を動かすことができ、それぞれの墓を確認すると錦山、風間さん、由美に対する桐生の気持ちを垣間見ることができる。ここで平穏に墓参りができればよかったのだが、残念ながらそうもいかない。東城会5代目会長の寺田が現れるのだ。寺田。前作では、終盤に桐生を助けようとしたが、身内に裏切られて死にかけた男だ。桐生は彼であれば、ガタガタの東城会を立て直せると思い、5代目に就任させたが、現実はそう上手くいかない。何でも、近江連合というヤクザとゴタついており、その和解策として、その近江連合のトップである郷田会長と盃を交わそうと思っている旨を桐生に伝え、東城会を立て直すため、桐生に戻ってきてほしいと頼むのだ。その直後、寺田が言っていた近江連合らしき男達に襲われ、バトルに突入する。寺田は撃たれ、瀕死の重傷。救急車で運ばれる際、桐生に遺言状のようなものを渡して命を落とした。寺田は墓参りの前に「奴らは墓場で血を流すような真似はしない」的なことを部下の男達に話していたが、とんだアマちゃんである。ただ、こうなったからには桐生も黙ってはいられない。この辺りで桐生一馬は本当に義理人情に厚く、真っ直ぐな男なのだと思った。その様子を見て、複雑な事情を察した遥ちゃんも桐生の迷惑にならないよう「ひまわり(孤児院)に戻る」と告げる。まだ子供と言っても過言ではない年齢なのに、本当に出来た子だ。前作と比べて、どことなく大人びた顔立ちになってますます可愛くなった。好き。ちょっと気になったのが、孤児院ってそう簡単に戻れるものなのかという点。前作からの1年間、どういった暮らしをしていたのか分からないが、遥ちゃんが「ひまわりに戻る」と言っていたので、もしかしたら1年の間の中でも桐生が世話を出来ない時は「ひまわり」を頼っていたのか、それともそんなことはなかったのか、その辺りはよく分からないし、ここではどうでもいい話しなのかもしれない。

それから桐生は東城会を訪れ、事のあらましを幹部に伝える。この時の東城会会長代理は堂島組組長の妻である。極妻である。ちなみに堂島組組長は錦山が殺している。ここでも東城会はとんでもなくガタガタの状態で、もう本当にどうしようもない。小難しい話があったが、要約すると関西のヤクザと抗争になりそう。だけど東城会は1年前の件で戦力が大幅にダウン。おまけに主力が抜けそうでヤバい。どうしよう。というところだ。桐生は寺田の遺志を継ぎ、単身で関西に乗り込むことにする。 関西に乗り込む前に、桐生は堂島組組長の息子である堂島大吾に会うことになる。ただし、堂島大吾は父である堂島組長が殺された上に、桐生が懲役刑を食らっている間、問題を起こしてしまい桐生と同じように臭い飯を食ったことが原因で、グレてチンピラと化してしまっていた。 (ヤクザの時点でグレるも何もない)

という感じで物語は進んだ。前置きがとても長くなってしまったが、久しぶりの神室町は全く変わりなかった。変わった点と言えば、前作でも出たスターダストというホストクラブに所属する一輝というホストがオーナーになり、ユウヤというホストは店長へと昇格したくらいか。そんなこんなで、その後、色々あって和解した堂島大吾をお供に関西の近江連合のところまで行くことになる。近江連合の拠点まで行ったのはいいが、郷田会長に会う前に関西の町(蒼天堀)を楽しむことになる。簡単に言えば観光だ。その最中、桐生が立ち寄ったキャバクラで、郷田会長の息子である郷田龍司と出会う。この郷田龍司、大吾の話によると、桐生がブタ箱にいた頃、大吾を騙して警察にしょっ引かせ、大吾もまた臭い飯を食う羽目になった元凶の男らしい。そして、郷田龍司は"関西の龍"と呼ばれる凄いヤクザだった。龍司本人は"関西の龍"と呼ばれることが好きではなく、曰く「龍は1匹でいい」のだとか。だから、龍司は"堂島の龍"と呼ばれる桐生を倒したいっぽかった。気持ちは分からなくもないが、ちょっともうこの辺りの記憶が薄れている。それから、神室町のミレニアムタワーの上階が爆破されたり、賽の河原で情報屋をやっていた花屋がミレニアムタワーに拠点を移したり、真島さんが真島建設を立ち上げていたりと、色んなことがあった。情報量が多すぎて、この辺りの出来事は序盤なのかよく覚えていない。

キャバクラでの郷田龍司との一件が終わると、近江連合の郷田会長との謁見が始まる。一応、郷田会長は寺田と盃を交わすことに反対はしていなかった。それだけでなく、前作の100億円を巡る件は、郷田会長の指示ではなく、その息子の龍司が独断で行ったことというのも判明した。東城会もゴタついているが、近江連合も内部は結構ヤバイらしい。実際、話し合いの途中で、東城会と盃を交わすことに否定的だった龍司が乱入し、郷田会長を浚うという力技に出た。物語としては、郷田会長と盃を交わすことを前提として、龍司に拉致された郷田会長を救うという展開へと切り替わっていく。

郷田会長が拉致された後、桐生は警察に連行される。暴行罪とかではなく、彼が引き金となって、関西の近江連合と関東の東城会が戦争を行うのではないかと危惧した警察の判断で、保護されたのだ。この辺りも序盤なのか定かではないが、関西の警察が出てくる。女刑事の狭山薫さん。迫力のある美人で、ヤクザの事務所で組長と対話をしていたかと思えば、木刀を手に取り、組長の後ろにあった額縁を叩き割るという度胸を見せつけた。相手に度胸のある女だ。狭山薫の上司である刑事を初見で「ケンドーコバヤシだ!」と思ったが、よく考えたら芸人の木村祐一という人だった。

 

〈中盤〉

中盤では、関西の蒼天堀と関東の神室町を行き来できるようになる。

ちょっとこの辺りも記憶が曖昧だが、前述したホストクラブのスターダストが出てくる。その理由というのが、現オーナーである一輝が実は韓国人で、過去に潰されたジングォン派というマフィアっぽい連中の生き残り疑惑が出てきたからだ。真偽を確かめるため、元刑事の伊達さんと、寺島進がスターダストを訪れる。伊達さんは一輝に揺さぶりをかけ、結果、一輝は逃げ出す。その詳細は飛ばすが、雑居ビルの屋上で一輝が2人いた時はマジで驚いた。意味分からないかもしれないけど、本当に一輝が2人いた。驚きすぎて「双子か!?」となってしまった。正直、ジングォン派がどういった組織かよく分かっていない。分かっているのは、序盤の本当に冒頭で寺島進が参入している場所で殺害された男がジングォン派っぽいということくらい。この辺りから、話についていけなくなり、私の頭の中では「郷田龍司との戦いのための消耗戦」というイメージしかなかった。それでも、覚えていることと言えば、ジングォン派は過去に壊滅させられていたが、生き残りが存在した。その生き残りは、今までの名前を捨てて日本名で生きている。これも時系列は逆かもしれないが、ジングォン派を潰したのは東城会が深く関わっているらしい。(←これに関してはちょっと自信ない)

そんな感じで、2人の一輝は「俺が本物の一輝だ!」と言い張る。私はどっちが本物か分からないし、むしろ本物だとしても一輝が本当にいい奴なのか分からないので、手っ取り早くどっちも撃ってしまえと思っていたが、そう簡単に話は進んでくれない。この時、雑居ビルの屋上にいるのは、桐生一馬、狭山薫、寺島進、伊達さん、一輝、偽一輝の計6名。ちょっとした大所帯だ。もうどうすりゃええんじゃとなっていた時、寺島進が片方の一輝に拳銃を向けた。寺島進曰く「ホストクラブで聞いた声が(拳銃を向けている方の一輝と)同じ」だから、撃つというのだ。まあ、ここでも伊達さんが「俺の目の前で人殺しはするな!」と言ってゴタゴタしているうちに、寺島進に銃を向けられていた一輝が偽者だと分かり、挙句の果てに寺島進と本物の一輝が撃たれるという結果となってしまった。うん。この辺りに関しては、まあ仕方ないかなとしか言えない。私は一輝に全く思い入れがないから、淡白な感想しか出てこないけど、伊達さんや桐生からしたら、顔馴染みの男だし、それなりに縁もあったから寺島進のような判断ができないのも無理はないかなと思う。

すっかり忘れていた上に、時系列があっているか不明だが、寺田の葬儀が行われた。もちろん、それに出席した桐生や大吾だったが、ここでもまた問題が起こる。東城会の幹部が時間になっても来ないのだ。東城会会長の葬儀なのに幹部が来ないとなっては色々と宜しくない。ちょっとこの段階で不穏な空気を感じていたが、その嫌な予感は当たった。錦山組の新藤という男が東城会を裏切っていたのだ。錦山組といえば、前作で死んだ桐生の親友の組。まさか、錦山の敵討ちか?と思ったが、どうやら違う。何でも、新藤は東城会会長代理の堂島弥生に恋愛感情を抱き、堂島弥生を自分のものにしたいがための行動だったのだ。(自分の母親が無理やりキスさせられているところを大吾は見ていたと思うので、大吾には少しばかり同情してしまった)

一度、新藤を倒したが、本当に新藤はしぶとい。庭園でまた勝負を仕掛けられた時は「また~?」と面倒くささ全開になってしまった。

様々ないざこざの後、事態はまた進展する。遥ちゃんが誘拐されたのだ。誘拐したのは近江連合に属する千石組。元々、近江連合でも郷田会長と東城会が盃を交わすことに反対していた組でもある連中だ。遥ちゃんが誘拐されたと知った時は何でか分からないけど「ここでかー」と意味の分からない感想を述べてしまった。この「ここでかー」という感想は、今まで全く出てこなかった遥ちゃんを何の矛盾もなく登場させるための手段として、適していると思わざるを得なかったからだ。桐生に迷惑をかけないよう、自らの口で「ひまわりに戻る」と告げていた遥ちゃんが、寂しいから、会いたいからという主観的感情で桐生の元に訪れるわけがない。あの子はそういう子じゃない。だから、千石組に拉致され、桐生を誘き出すエサになってしまうのは、とても納得ができてしまった。あと、何気に大阪城の忍者屋敷のところは楽しかった。下から飛び出してくる槍で敵が自滅した時は間抜けすぎて笑ってしまったし、自分の手の届かないところにいる敵を砲台のようなマシンガンで撃ち殺すところは、前作の銃撃戦を思い出して気分爽快だった。ただ、虎との戦闘はちょっとつらかった。

 

〈終盤〉

 色んなことをすっ飛ばして、本当の終盤の話をさせてください。終盤にもなってくると、色んなことが判明する。多分、どこかで匂わせていたのかもしれないが、寺島進が狭山薫の実の父で、郷田龍司は狭山薫と異父兄弟だった。何だよこれ…。察しのいい人は、真実が明かされる前に何となく予想ができるのではないかと思う。それにしては、何だよこれ…と言いたくなる展開だった。悪い意味ではない。悪い意味ではないのだが、少し最後に色んなことがありすぎて私の悲しみや寂しさを返してほしい。

郷田龍司との最終決戦が終わった後、ちょっと信じられない出来事があった。

寺田、生きてた。

寺田が出てきた時、本当に「何だよこれ…」と頭を抱えたくなった。これでも私は寺田との義理を通すため、近江連合までやってきて盃を交わそうと躍起になって奮闘してきた。それなのに、寺田は生きていた。何だよこれ以外の何ものでもない。とんだ茶番劇である。おまけに、ド級の爆弾を用意してたとかで、爆発させるとか言い始めるし、もうめちゃくちゃな展開だ。(実際はそこまでめちゃくちゃではない) 何か知らんけど、寺田はジングォン派の生き残りで、過去に風間さんに命を助けられていた人間の内の1人らしい。ここまで来ると「もう訳分かんね」ってなる。しかも、中盤で書くのを忘れてしまったので、ここで普通に出してしまうが、元々、風間さんはジングォン派を助けるつもりでいた。けれど、若かりし頃の桐生は、必ず風間さんがひまわり(孤児院)に訪れる特別な日に風間さんが訪れないことを不審に思い、風間さんを尾行し、ジングォン派の根城に辿り着く。この時点で、嫌な予感しかしないのだが、なるべく簡単に言うと、風間さんはジングォン派を助けようとしていた。助けたい旨をジングォン派のボスに話していた風間さんだったが、まさか桐生に尾行されていたなんて気づいていない。そして、その様子を物陰から伺っていた桐生は、何を言っているのかよく聞こえなかったこともあり、風間さんが殺されると勘違いした桐生が勇み足で乱入する。こうなってしまうともうダメである。元々、ジングォン派は風間さんを信用できるかできないのかを迅速に判断しなければならない切羽詰った状況下で、鉄パイプを持って今にも襲いかかろうとする人間が乱入してきたのでは、「君達を助けたい」という言葉は信用できない。結果、ジングォン派のボスは桐生を護ろうとした風間さんに撃ち殺されてしまう。そして、竜が如く極2の冒頭へと繋がった。…うん。もう何もオブラートに包まず、率直に申し上げると、

「これ、桐生のせいじゃないですか?」

いや、まあ桐生の気持ちは分かる。自分の親代わりとも呼べる大切な存在が、危機的状況に陥っているのであれば、そうなってしまうのも分からなくもない。だけど、その勘違いが原因でこんなことになってしまった感が否めない。桐生の勘違いさえなければ、ジングォン派は東城会にこんな恨みを持たずに済んだのではないかとも思ってしまう。人間、綺麗ごとだけで生きていけないのも分かる。けれど、重い。重すぎる。桐生一馬、本当に大丈夫か?と問いかけてしまいたくなる。前世で何をしてきたらこんなつらい思いをしなければならないんだ…と同情してしまう。 

 話を戻すが、寺田は20年近い年月を本来の名前を捨て、自らの出自も隠して生きてきた。その同胞とも呼べる存在が、郷田会長の右腕的存在の男だ。つまり、近江連合にも裏切り者がいたわけだ。正直、この右腕の男は元から怪しかったので、出て来た時は「やっぱりな」と思った。けど、寺田よりコイツの方がクズだった。寺田は生きていたと思ったのに、速攻で殺されてしまった。その右腕の男に。本当に報われないどころか悲しい男だ。

 

 〈総括〉

グラフィックは詳しくないので、極1の頃と同じくらいだと思う。前作から引き続き登場するキャラクターや、見知った俳優をモデルに作られたキャラクターもおり、前作より登場人物が多い割に顔は覚えやすかった。ストーリーに関しては、まあ、うん…。ストーリーは前作よりも濃かった。極2は2時間ドラマを観ているような感じで、極と比べて恋愛色が強かった。ただ、わたしの頭が馬鹿なので、何でジングォン派と戦うんだっけ?ってなってた。最後の最後に、ジングォン派が東城会によって潰されてしまい、それを20年近く恨んでいた復讐劇だと知り、そこでやっと「なるほどね」と納得する体たらくである。本当に理解力がなさすぎる。それと、ここでもまた人間同士の繋がりについても、あまり理解ができない部分があった。まず第一に、郷田龍司と狭山薫が異父兄弟であることを狭山薫が郷田龍司に告げた時、なぜあんなにあっさりと郷田龍司は信じたのか。もちろん、狭山薫が兄妹であると告げた際、龍司は戸惑っていた。戸惑っていたのに、兄妹である事実を意外とすんなりと受け入れていた。

何で? 

出会って間もない女刑事に、「私達は兄妹よ!」と主張されて、「え、マジか!そうなんだ!オッケー!!」ってなるか? 確かに、龍司の父である郷田会長もその事実を認めたけど、そんな簡単に狭山薫を「妹」として扱えるか?となった。兄妹と分かって体感10分も経っていないのに、「さすがお前の惚れた男や」とか兄貴面できるか????? いや、ストーリーとしては面白かった。面白かったけど終盤にかけての展開が急すぎて追いつけなかった。うん。あと、最後の最後で逃げなきゃ!って時にキスしてるのを見て、「いや、キスしとらんで早く逃げろよ」と思ってしまった。だって伊達さんや遥ちゃんもガッツリ見てるんだもん。命の危機に瀕したら、好きな人とキスしたいのかもしれないけど、そこは冷静に考えてしまった。そして、桐生や薫さんは死んだのか分からないままEDへと突入した。EDを眺めている間、呆然としてしまった。寂しさは感じない。虚無も感じない。ただそこにあったのは「私は一体何を見て来たんだ?」という疑問である。何度も言わせてもらうが、ストーリーは面白かった。

 



 ※ここで力尽きたのでこのまま公開します。気が向いたら加筆するかもしれません。